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2014年11月28日金曜日

【疑問】「白鳳批判」に対する批判について


書こうかどうか迷っていたのですが、今朝、こんな記事を見かけたので少し書いてみます。


私が(書こうかな)と思っていたことは「白鵬って変わったなあ…」ということであり、変わったというのは、「残念な方向に」変わったということです。内容的にやくみつる氏の指摘に賛同する立場です。

やくさんの言う土俵上の態度というのは、土俵の外に出て負けた対戦相手にダメ押しをしたり、懸賞金を片手で取るといった行為だ。スポーツジャーナリストの岡田忠さんは「白鵬は品のない横綱だ」と酷評する。相撲はスポーツだが古来独特の「相撲美」が必要なのに、土俵入りでは「節」がなく、スケジュール通りこなしているような感じだ。塩を取りに行く際にもゆっくり堂々と行かなければならないのに跳ねてまるでカエルのようだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/9515086/

懸賞金の受け取り方に関しては、今場所後半にTV中継でも受け取る際に手元をフレームアウトさせたことがあり、NHKにも「見苦しい」というクレームが来ているのかなと感じたことがあります。塩を取りに行く際の動きも、(何か朝青龍に似てきたなあ…)と感じることが度々あります。

しかし腑に落ちない点もある。白鵬に対する土俵上の振る舞いについて批判が目立つようになったのは最近になってからであり、もともと白鵬は元横綱・朝青龍と比べられることが多く、真面目、優等生、日本に溶け込んだ横綱らしい横綱、などと讃えられていたはず。どうしてこんな評価になったのだろうか。
http://news.livedoor.com/article/detail/9515086/

「どうしてこんな評価になったのだろうか」というのは、つまり、「白鵬が変わった」ということでしょう。もともとそうだったのかもしれませんが、今まで控えていたものを遠慮なく出してきたとも言えるかもしれません。

スポーツジャーナリストの菅谷齊さんは、やくさんの白鵬批判に「言いがかりなのではないか?」と首を傾げる。白鵬は飛び抜けた見栄えの良さと強さを備え持つ50年、100年に1人出るかわからない大横綱になっていて、大相撲界への貢献は枚挙にいとまがない。八百長騒動で人気がガタ落ちした大相撲を復活させたのは白鵬人気であり、横綱になってから一度も休場がないというのも特筆すべきことで、角界を支えてきた英雄だ。ダメ押しが問題になっているが観客はああいう真剣勝負が見たいのであり、白鵬が相手を派手に破った時が一番歓声が上がる。日本と日本語を理解し、優勝インタビューでは日本の歴史を基に薀蓄まで述べる。
http://news.livedoor.com/article/detail/9515086/

白鵬の貢献度に関しては異論はありませんし、強さも群を抜いていると思います。

しかし、今の状態では離れて行くファンは間違いなく増えるのではないかと思っています。現に、私も妻も、以前は白鵬に好意的な気持ちを抱き、いつも応援してきたのですが、今場所はすっかり気持ちも冷めて批判的に見ていました。

大鵬の成績に並んだことへのやっかみがあるのでは」と書かれていますが、それはちょっと違うと思います。

私が今の白鵬に感じているのは品格のなさであり、たとえ「優勝インタビューでは日本の歴史を基に薀蓄まで述べる」としても、そのことで相殺できることではないと思います。白鵬は間違いなく大鵬の成績を抜くことになるだろうと思いますが、(こんな力士に抜かれるのはなんだかなあ…)というのが正直な気持ちであり、それを「やっかみ」と言われてしまうのは本当に残念です。

日本人以外に記録を塗り替えられることに関しては、多くの日本人はそれほど違和感、抵抗はないと思いますよ。たとえ白鵬が髪の色が違っていても、横綱らしく振る舞っていれば私は応援していくでしょう。白鵬に対する批判の声が目立って出てきたのは

白鵬自身が変わった
より厳しく見られる立場になってきた

この2点だと私は思います。特に、二つ目の「より厳しく見られる立場になってきた」ということが大きいのではないでしょうか。

白鵬は優勝インタビューで「この偉業に恥じないようにがんばっていきたいと思います」と言っていましたが、成績はもちろん大切ですが、自身の振る舞いについてここで振り返ってみることが大切なのではないでしょうか。

美しく勝って欲しい、美しく振る舞って欲しいと多くの相撲ファンは思っています。

やくみつる氏の言っていることはそういうことだと思いますので、そのことに対する批判が出てくることにはとても違和感があります。

■キッチンのリフォームはほぼ完了。残るは和室用の照明と、リビングのペンダントライトですが、和室照明は月曜日、リビングのペンダントライトは更にその後なので(何とAmazonでの発売予定日が12日も延びてしまいました)もうしばらくはちょっと不便な生活を送ることになります。しかし、キッチンは完成形となりましたので気持ちの高揚感はマックスに近いものになっています。

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